2015年4月28日
4/25(土)福岡:島田洋七さん舞台挨拶レポート
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遂に公開を迎えた『龍三と七人の子分たち』。初日4/25(土)に福岡でも特別舞台挨拶を行いました。登壇したのは、北野武監督の盟友:島田洋七さん。登場とともに全開のマシンガントークで満員の観客を大いに沸かせました!
「私この映画に何の関係もないんですよ。出てるわけじゃなし」と登場した島田洋七さん。
「この間、東京で(北野監督に)飲み代を払ろうてもろたんですよ、そしたら『オマエ、九州で喋ってこい!』と言われて・・・」と突然の登壇の経緯を説明。
B&Bとツービートで、80年代に“MANZAIブーム”を巻き起こし、以降35年以上に渡る親友として、今でも月に一回は食事に行く仲というお二人。
「最初からギャグ満載で、すごく面白かった!それにしても、よく17本も作れるなと。俺なんか「がばいばあちゃん」1本やからね」と北野武監督17作目となる『龍三と七人の子分たち』の公開を祝福。
「お笑いの世界にいると映画のネタには事欠かないですよね」と司会者から話を振られると「芸人は面白いことをずーっと探しているからね。その集大成がこの映画やと思うね。たとえば、競馬場のシーン。あれは昔、横山やすしさんの知り合いのほんとうの話ですよ。30何年前に大きなレースで「5-5」いう大穴のがあったんですよ実際に!」と洋七さんならではの秘話を披露。
また、かつて8年間ほど北野武監督の部屋に居候していたという洋七さん。
「彼は常に次の構想をやってますからね、努力の人や。部屋でずーっとピアノ弾いたり、タップ踏んだり、映画の脚本を書いたり、ものすごい本もいっぱい読むし。俺はなーんもせんとTV見てたけど(笑)」と監督との日常についてのトークも展開。
最後に、この映画への応援演説、ということで
「映画は大変な力のいる仕事で、それを17本もやるなんて、アイツはすごい!昔、黒澤明さんから彼宛にきた手紙を見たことがあって「映画界は北野君に任す。個性のある映画を作ってください」と書いてあった。ああ、託されているんだなと思いましたよ。今回の映画も非常に面白い映画でした!」と熱いエールを送りました。
「彼はほんとうに優しい男。かつて私が仕事がまったくなくなったとき「芸人やめて広島に帰る」と言ったら「芸人やめるんだったら友達やめる」と言われた。アイツがいなかったら今の自分はいない。話していて涙が出そうになるので、もうアイツの話はやめるわ」
このお二人の関係には「かっこいい!」という形容以外ありません!
やっぱり“ジジイが最高”!!